昭和24年04月05日 参議院 本会議

[015]
無所属 岡本愛祐
昨年以来浜松、大阪、神戸、姫路、宇部、益田の諸都市に朝鮮人関係の大事件が頻発し、延いては国内の治安を騷然とさせております。これは在留朝鮮人に対する政府の取扱の方針及び関係法規がはっきりしない点に第一の禍根が存する。殊に過般南鮮の大韓民国は国際連合において承認せられたのでありますが、この際在留朝鮮人の取扱の法的関係を確立する必要があると考えます。善良なる大多数の在留朝鮮人に対しましては、我々は相携えて共存共栄し、世界の文化に貢献しなければならん。併し強窃盗、詐欺、暴行等の犯罪は勿論、大掛りの密造酒、密造煙草の販売、その他我が国の再建を阻碍する経済事犯に対しては、政府は不良日本人に対すると同樣断乎としてこれを取締るべきであります。而して同時に正業によってその生活の立ち行くよう懇切に世話をすべきであります。然らざれば、これらは最近著しく増加しつつある密入国者と共に、我が国治安上の癌となる虞れがあります。